雑貨・包装の成膜加工事例

目次

食品をはじめ、雑貨などの包装にも成膜加工技術が使われています。その代表的な成膜方法と加工事例をまとめています。

雑貨・包装で使用される
ことの多い成膜加工とは

雑貨の加飾や
意匠コーティングも可能

薄膜は機能性だけでなく、見た目を美しく彩ったり飾ったりするために用いられることもあります。メタリック調、漆黒、グラデーション、見る角度によって色が変わって見える装飾など、メッキや塗装では表現しきれない加飾や意匠コーティングも、成膜で可能になります。

例えば、腕時計の各パーツやスマートフォンのケースなどに、薄膜によって色や質感をプラスすることも可能。揮発性有機化合物をほとんど使わないため、環境にやさしいという利点もあります。

食品包装に使用される
アルミ蒸着フィルム

食品包装によく使用されているのが、アルミ蒸着フィルムです。アルミ蒸着フィルムは、アルミ箔やアルミ蒸着PETフィルムにポリエチレンなどをラミネートしたもので、遮光性、断熱性、保冷効果に優れています。

水蒸気やガスのバリア性に優れ、保香性、耐ボイル性を持ち、光や湿気、空気などから食品を守ることが可能です。また、内包物の鮮度をキープする働きがあり、さまざまな食品の包装に向いています。

紙やクロスなどとラミネートすることで、食品だけでなく、建築断熱資材や精密機器の輸出梱包など、さまざまな用途に使用することができます。中身が見える必要があるものに対しては、透明性を出すためにシリカを蒸着することも可能です。

紙を使用することで
装飾効果が高まる

アルミ蒸着では、ポリエチレンだけでなく、紙にアルミの薄膜を付着させることもあります。この場合、金属箔のような光沢や平滑性と紙の特性を備えつつ、さらに、紙に直接付着しているため原紙の材質が出やすいという特徴があります。薄い紙から厚い紙まで対応でき、雑貨などの包装はもちろん、化粧品や高級感が求められるパッケージ、CDジャケット、ブックカバーなど、装飾効果を高める目的で使用されることも多いようです。

食品包装用フィルムの
コーティング方法

食品包装用フィルムは、食品と接触したり、誤って口に入れる可能性もあるため、ケイ素やアルミニウムの酸化物など、使用できる材料は比較的限定されています。

また、食品包装用フィルムのコーティングには、ウェットコーティングドライコーティングという方法があります。ウェットコーティングは、コーティングしたい材料を溶かしてベースフィルムに薄く塗り伸ばし、乾燥・蒸発させて成膜をする方法。ドライコーティングは、真空中で行う蒸着、スパッタリングなどの方法です。アルミ蒸着は、蒸着方法のひとつになります。

雑貨・包装の
成膜加工事例を紹介

  • 腕時計
  • スマートフォンケース
  • スナック菓子
  • 冷凍食品
  • 和洋菓子
  • 冷菓
  • 珍味
  • コーヒー
  • 化粧品
  • CDジャケット
  • ブックカバー

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